世界標準のナチュラル処方:ISO 16128に基づく自然由来指数の算出と最適な可溶化剤を徹底解説
欧州を中心とするグローバル市場では、PEG・シリコーン・マイクロプラスチックフリーが「商談の前提条件」となり、ISO 16128に基づく自然由来指数の提示が必須となっています。
本稿では、海外営業の最前線から得たリアルな声をともに、自然由来指数の算出ルールを再確認します。
世界のナチュラルコスメ市場
近年、世界の化粧品市場では、消費者の健康志向や環境意識の高まりを受けて、ナチュラル・クリーンビューティーが大きなトレンドとなっています。
化粧品の「自然由来指数」への意識も高まっており、各国で自然由来指数を訴求する製品が増加しています。
海外営業が見た!世界のナチュラルコスメ事情!?
海外では、EUの規制強化に伴って、欧米を中心に急速にナチュラル志向が進んでいます。
イタリア・スイスなどのヨーロッパを中心に担当する海外営業に話を聞いたところ、最近は「ナチュラルであることが商談のスタートライン」と感じる場面が多いそう。
特に近年、PEG・シリコーン・マイクロプラスチック不使用(フリー)が当たり前の条件になりつつあり、INCI名に「PEG」などの記載があるだけで提案が通らないこともあるようです。
このような背景もあり、現在では、海外の商談に持ち込む処方はPEGフリーであることを前提に選定しているとのこと。
原料の機能よりもナチュラルさやコンプライアンスへの対応を重視する顧客も多く、 “ナチュラルかどうか”が重視される時代に入っていることを、現場の声から強く感じます。
自然由来指数(Natural Origin Index)とは?
化粧品における「自然由来指数」とは、製品や原料に含まれる「自然由来成分」の割合を示す指標です。
多くの場合、ISO 16128の国際規格に基づいて算出され、化粧品の“ナチュラル度”を客観的に評価するために使用されます。
処方の自然由来指数(%)の算出方法
処方の自然由来指数を算出する際は、原料の自然由来部分のみを加算します。
非自然成分が0.50(50%)を越える原料は「非自然原料」と見なし、自然由来部分も自然由来指数には加算しません。
1. 2.の条件をもとに、以下の計算式で算出します。
自然由来指数の高い処方設計のポイント
処方の自然由来指数を高めるには、配合量の多い基剤や界面活性剤の選定が重要です。
特に、自然由来指数が「1」の原料をベースに処方設計することで、処方全体の自然由来指数を引き上げることができます。
おすすめの原料例
おすすめの原料例として挙げられるのが、日光ケミカルズの新製品「NIKKOL NIKKOSOLVE®シリーズ」です。
NIKKOL NIKKOSOLVE®シリーズは、ポリグリセリン脂肪酸エステル系の可溶化剤です。
100%自然由来(⾃然由来指数1)でありながら、石油由来の可溶化剤と 同様に性能を発揮し、⾼濃度の精油や⾹料を含む製剤でも、少ない配合量で透明に可溶化できます。
昨年出展した「in-cosmetics global 2025」でも大好評で、海外向けの製品開発にもおすすめの原料です。
まとめ
グローバル市場での成功は、ISO 16128に基づいた透明性の高いデータ提供と、PEGフリーなどの市場要求をいかにクリアするかにかかっています。
ISO 16128の厳守: 50%ルールを正しく理解し、数値を管理する。
自然由来指数が高い原料活用: NIKKOL NIKKOSOLVE®シリーズのような高指数・高機能原料をベースにする。
市場適合性の追求: 機能とナチュラルの両立を目指す。
弊社では、自然由来指数 1.0の原料を多数取り揃え、処方開発からグローバル対応までトータルにサポートいたします。